新規事業企画初会合で感じた驚きと懸念

先日、ゴールデンウィーク前に、中計の策定コンサルを依頼されている先から、追加で
新規事業の企画立案ワークショップを頼まれ、第1回を実施してきました。

そして、集まってもらった人たちの顔ぶれを見たところ、いわば部長クラスの
人たちが多かったので、驚きました。これが一つ目の驚きです。

通常、こういったワークショップには、スタッフクラスか、いいところ課長クラス位
までが出てきますが、部長クラスの方々が出てくることは稀です。

それだけ、この会社が新規事業に力を入れているという証拠でしょうか。

この後、ワークショップを進めていく中で、いい意味での驚きが1つ、
そして、あまり良くない意味での懸念が1つ、湧いてきました。
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二つ目の驚きは、年齢層が高いにも関わらず、プラス思考の人の割合が高いことでした。

よく使っている思考特性判定テストを参加全員に実施てもらったのですが、
大きくプラス思考とマイナス思考に分けると、プラス思考の人の割合が3/4で、
マイナス思考傾向の人の割合が1/4でした。

一般の職場で言うと、比率が真逆で、マイナス思考の人が3/4、プラス思考の人が1/4
となりますが、さすがに新規事業関係で集められている人たちということで、
プラス思考度が高かったのです。

それはそうかもしれません。
会社として人選する際に、マイナス思考そうな人を選ぶとどうなるかは自明の理で、
必ず途中で検討を止めるか、頓挫することになります。
ですから、前向きそうな人が選ばれたんでしょうね。

そして湧き上がって来た懸念というのは、
1つのグループのリーダーの方が、その数少ないマイナス思考度がある人だったのです。

別のグループにも一人いましたが、その人はリーダーではなかったので、まだ良かったのです。
その人は、そのグループの事業企画内容について、早速懸念を述べていました。

リーダーがマイナス思考度が高いと、新しいことに取り組もうとしない傾向があります。
また、将来のことについて言うと、チャンスよりもリスクを先に考えがちです。

ですから、新規事業の企画に取り組むのに、そのリーダーはプラス思考の人の方が
いいわけです。

さて、このワークショップ、あと6回ありますが、どうなるやら、期待半分、心配半分ですね。

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